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ちいさなチカラ

【毎日更新】エイズキャリア、膀胱麻痺を含む、黒猫・キジ白のごきげんさん日記


by 咲 セリ
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カテゴリ:主役あいの日常(緩和ケア編)( 19 )


猫同士の絆



「その日」の朝、
あいの異変に、一番最初に気付いたのはビーだった


もともと、あいビーは、大人になってから家族になった者同士で、
それなりに適度な距離を保っていたふたりだったのだけど、
春先にビーが癌になって以来、猫たち誰もが本能でビーを避ける中、
あいだけが、なぜかそばに寄り添い、それからまるで夫婦のように仲良くなった


それでも、兄弟のようにべったりいつでも一緒にいるわけではないふたりを、
私はどこかで、結局は、猫同士の「普通の関係」と思っていた


けれど…


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あいが、庭の火葬車で「身体」と「想い」をそれぞれにしている間、
他人がいることを誰よりも嫌うビーが、
吹き抜けの階上から、ずっと階下の私たちを見つめていた





身体を支えていた骨というカタチが、あいらしい薄紅の入れ物に包まれたあと、
まるで、そこにマタタビでもついているかのように、ビーはすり寄り

猫同士の絆_a0389088_17280076.jpg


何かをうったえるように、私たちを見上げた

猫同士の絆_a0389088_17280018.jpg






やがて、お腹が減って、ごはんを食べるビー

猫同士の絆_a0389088_17280021.jpg


食べすぎと言うくらい、食べても、食べても、おかわりをねだり…


食べながら、あたりをうかがう

猫同士の絆_a0389088_17280047.jpg




かつてあいは、ビーの缶詰の残りを食べたくて、
いつもビーが食事をはじめると、
そのそばでじーっと、それが終わるのを待っていた





あいの身体が見えなくなった日−
それでもビーは、お腹いっぱいのはずなのに、ごはん場で、何度も私たちを呼ぶ


呼んでいるのは…「私たち」じゃないのかもしれない





今まで、実家の猫や、人の話を聞いて、
猫というものは、同居猫の不在に対してクールなものだとどこかで思っていた



だけど、ちがう



私たちは、今、なによりも、
ビーや、ぴょんや、ヒナの心に語りかけてあげなきゃいけないんだ

「だいじょうぶだよ」と



あいの姿が見えなくなってから、
私とダンナさんの心は、自分達でもびっくりするほど不安定だ

彼は、生まれてはじめての家族の不在に、心を落とさないよう必死で戦っているし、
私は、ともすれば、明日を生き抜く理由さえも見失いかけている



だけど…
私たちは、猫たちに、何が何でも、
もう一度「平安」を取り戻してあげなければならない



そして、
それは、
めぐりめぐって、きっと私たちの心にも届くだろう





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とりとめのない気持ちばかりをこぼしてしまう私に、
もったいないほどの、あたたかい…お心のこもったお言葉をありがとうございます。

メールなどにも、「お返事不要」のお心遣いに甘えてしまい、
お返事をお返しできずにいるご無礼をお許しいただき、心から感謝しています。

同じ痛みを受け止め、乗り越えて(もしくはともに歩む決意をかため)こられた方々のお言葉、
今いる子達への愛を、今以上にかみ締められた方々のお言葉、
猫との暮らしはないけれど、だからこそなのでしょうか、お心を寄り添わせてくれる方々のお言葉、
そして、お気持ちをかたちに変え届けてくださる、あたたかな小包…
すべてが、深い瓶の底で膝を抱えてしまっている私に、ぽたり、ぽたり、と、
愛の雫となって、降り注いでいます。

いつかきっと、雫が水溜りとなり、
私を、この瓶の入り口まで浮かびあげてくれることと思います。

本当に、本当に、ありがとう。


【PS】
あたたかいお気持ちの小包やその他をいただいておきながら、
お礼が遅くなり、本当にごめんなさい。
心から感謝しています。すべて、あいのそばに寄り添わせていただいています。
また、お心を「届けたい」とご連絡をくださる皆様、本当にありがといございます。
ですが、本当に本当にお気持ちだけで、十分すぎるほどしあわせです。
どうか、お気遣いいただきませんよう…ありがとう。本当にありがとう。


【PS2】
書籍をご希望してくださる方々…
昔のあいと出会ってくださり、本当にありがとうございます。
ご注文確認のお返事が、すごくすごく遅くなってしまい、ごめんなさい。
ゆっくりですが、ご連絡させていただきますので、今しばらくお待ちいただければ嬉しいです。
また「まだ在庫はありますか」とのご質問も、ありがとうございます。
まだ大丈夫ですので、お時間をいただいてしまうかもしれませんが、
ご連絡いただけましたら幸いです。

なお、カレンダーは、全て発送し終えたのですが、
もしも「まだ届いていない」「冊数やご希望メッセージに間違いがあった」など、
問題がございましたら、お教えいただければ助かります。

色々とご迷惑をおかけいたしますが、どうぞ宜しくお願い致します。







「動物のために何かしたい」そんなアーティストと皆さんで作る、
チャリティーオリジナルグッズショップ

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ご購入いただいたロイヤリティーの一部~全額が、動物さんのために使われます




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書籍版「ちいさなチカラ あいとセリ」

「生きてゆく」
猫エイズと白血病を抱えた黒猫「あい」と
心に生き辛さを抱えた女性「セリ」の
本当にあった、ちいさな命の物語


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by sakiseri | 2009-12-27 00:03 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)

ひだまり



24日の朝、「おねんね」をしたあいとともに、ぼうぜんとしたまま一夜を明かし、
25日は、抜けるような青空の下、
気がつけば、誰が呼んだわけでもないのに、4匹全員が寝室にそろっていた

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窓を開け放し、あいのために買った植木を見せる

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誰も、いたずらはしない

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雪のように白い花と、
甘いラベンダーの香りただよう風の中







わたしたちは


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あいの身体と過ごす、最後の朝を受け止めた



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沢山のあたたかいコメント、メッセージ、本当にありがとうございます。

まだ慣れない急に広くなった家の中で、
家族みんな、頭と心が、まだ迷子のような時間を過ごしています。

何もかもが、ゆっくり、ゆっくりですが…
あいのこと、その後のこと、少しずつ、お話させてください。







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by sakiseri | 2009-12-26 00:04 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)

フィナーレのあとで



2009年のクリスマスイブ
皆さんは、どんなふうに過ごされましたか?

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我が家には…

朝から、ちいさな、だけど、世界一おおきな奇跡が起こりました

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このお話は…

とても、とても、長くなると思います




だから、できれば、今読んでくださっている皆さんが、
一番、元気なとき、ゆとりのあるとき…

ハダカの心でいても許される場所で、読んでいただければうれしいです














それは、24日の朝、7時ごろのことでした


私はまだまだ爆睡中の夢の中…

ダンナさんは、祝日明けで会社に行く準備をしていました


顔を洗い、歯を磨き、服を着替え、お茶の準備をし…
いつものことを、いつものようにしている間、
猫たちはごはんを食べ、あいは、床暖房から猫ベッドに移動しました




「そろそろ、いくか…」
ダンナさんが、リビングの扉を開けようとして、振り返ったその時−


なぜかビーが、猫ベッドをじーーーっと真剣にみつめています



不思議に思い近寄ると、中にいたあいがふらふらと立ち上がり、
そのまま、へたり、と、伏せるように床にへばりつきました



なにか、おかしい



そう思ったダンナさんは、あいを抱きかかえ、階段をのぼりました



「セリ、セリ!」
私は夢の中でその声を聞き、まぶたをこすりながら、目を開きました


私が起きるや否や、ダンナさんが枕元に腰掛けます



腕の中では、全身をダンナさんに預けるように脱力したあいが、
「ウ…ウ…」と、まるで寝言のような、ちいさくてやわらかな声をもらしていました



話に聞いていた発作だろうか−
二人の頭をよぎりますが、それにしては、あまりにかぼそい声でした



ダンナさんが、あいを抱いたまま、
私は、あいの顔のまんまえに自分の顔がくるようにしゃがみ、
あいの目を見つめて、優しく、子供をあやすように声をかけました


「あい?あーい?どうした?あーい」


二度、三度、ちいさなしゃっくりをすると、
あいは、宝石のように澄んだ目で、じーっと私をみつめました



そして



うなずくように、まばたきをしました



「…あい?」



ゆっくりと、あいが、目を開きました



瞬間、黒目がまんまるに広がっていきました



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何が起こったのかわからないままあいを抱くダンナさんとは違い、
私は、今まで何度か猫を見送った経験から、
あいの瞳が、私たちの見ている現実を映さないものに変化したことがわかりました



「息…してる?」


私が聞くと、ダンナさんは泣いたまま首をかしげました


「わからないから、ここ、ねんねしようか」


いつもの枕もとのタオルの上を指さすと、「ごめんな、寝転がろうか」と、
ダンナさんがあいを横たえました


少し開いた目は、深く潤った黒曜石みたいで、
わずかに隙間の開いた口からは、薄桃色の舌が覗いていました


あい」らしい、「あい



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ピンと、きませんでした



こんなに…
こんなに…本当に眠るように、その瞬間を迎えるなんて…



麻痺も、硬直も、悲鳴も、吐血も、何一つありませんでした



だから、私たちは、ずいぶん長い間、ぼうっとあいを抱きしめていました


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クリスマスイブに向けて、
私はあいへのプレゼントとして、鉢植えを買っていました

春、寄せ植えにして、あいがよく眺めていた白い花と、ラベンダー


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こんなことなら、クリスマスを待たず、買えばよかった

ケーキだって、ごちそうだって、昨日食べればよかった

クリスマスの買出しになんて行かず、ずっと家にいればよかった




だけど、きっと
それは、あいの望むことじゃなかったんだよね…





ダンナさんが会社に電話をかけると、所長さんは快く休暇を承諾してくれました

もしも、ダンナさんが家を出るのが、あと数分早ければ…
ビーあいの異変に気付かなければ…

ダンナさんは会社に行き、私は寝室で眠ったまま、
あいはひとりで最後の瞬間を迎えることになったでしょう




おしえてくれて、よかった




しばらくして、母にメールを出しました

あいは、おねんねすることにしました』…と

フィナーレのあとで_a0389088_17275804.jpg


そういえば、と思い出し、
母伝てでいただいていたラベンダーのポプリをあいに持たせました



私の大好きなにおい

そして、たぶん、あいも好きだったにおい






「おねんね」したままのあいと一緒に、
私たちは、家族そろってクリスマスパーティーをしました



願いが、かなったよ



最高のクリスマスが迎えられたよ







ふと気付くと、ビーが、眠るあいに、
まるでキスをするように、一瞬、寄り添いました


フィナーレのあとで_a0389088_17275858.jpg



特別な一日



だけど、大切な思いがあるのなら、
本当は、「特別」なんて、待たなくていいんだ



明日なんて、ないかもしれないから



いま



いまを…





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まだ花の少ないラベンダーにクリック♪ 
 
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 「なが~く咲く魔法をかけました」と書かれてあった白い花にクリック♪
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ずっと、あいを愛してくださり、ありがとうございます。
そしてきっと、これからもあいを愛してくださるであろうこと…本当にしあわせに思います。

今はまだ、うまく言葉にできません。

だから、たくさんお礼を言いたいのに、
皆さんのお祈りのおかげで迎えられた穏やかなフィナーレのお礼を言いたいのに、
しぼりだすような「ありがとう」しか、出てきません。

ありがとう。

ゆっくり…自分をとりもどせるよう、ゆっくり、向き合います。


PS
あいのためにお花を贈りたい…とのあたたかいお言葉、心から感謝しています。
ですが、本当に気持ちだけでじゅうぶんです。

あいは、すでに、皆さんから沢山の「愛の花」をもらっています。
それでも…と思ってくださる方は、どうかひとつだけ、わがままなお願いを聞いてください。
生きている命であるお花を、あいのために手折っていただくのは心苦しいです。
切花は…もっと必要な方のためにとっておいてあげてください。








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by sakiseri | 2009-12-25 00:20 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)


祝日の朝は、ダンナさんがいるから…と安心できるせいだろう、
ひさしぶりに一生分、眠ったような気がする

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陽が差すと同時に、くせにように半分だけ目を覚まし、
のそのそと、顔をあいがいる足元の方に移す



ズスー・・・
ズスー・・・


最近、少し風邪気味の寝息が、出会った頃のようで心が安らぐ




猫の目線で見上げる空

他には何もいらないのにな…_a0389088_17275586.jpg


いつも、外ばかり眺めているあいに、
「いったい、何がそんなにおもしろいんだろう」と思っていたけど・・・


そうか 世界ってうつくしいんだね







ねぼけまなこの私に、微笑んでダンナさんが言った

あい、今日、自分から水を飲んでたよ」





…まだ、夢を見てるのかと思った






まぶしくて、目が開かないよ

他には何もいらないのにな…_a0389088_17275676.jpg


朝陽が…

そして、今日も生きている、あいが…






最近、あいが触れられるのを嫌がるな…と思っていたけれど、
どうやら私の手が冷たかったのが不快だったらしい

他には何もいらないのにな…_a0389088_17275670.jpg


お湯でふやけるほど手を温めてからなでたり、
ホットタオルで体を温めてあげると、気持ち良さそうに目を閉じる


そういえば昔も、風邪で鼻が通らず、お風呂にも入れないあいは、
ホットタオルを見せただけで、うれしそうにお腹を見せたっけ




リビングが暑くなりすぎた時に非難するあいルーム

他には何もいらないのにな…_a0389088_17275607.jpg


なぜか気に入ってしまったダンボールだけど…



今日は、クリスマスイブ



何かステキなハウスが、みつかればいいな♪



Merry Christmas!

こよい皆さんが、大切な何かとともに、優しい時間を過ごせますように…




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お気に入りのカマクラはぴょんに奪われた…新たなスポット続々増やし中の我が家にクリック♪ 
 
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 でもなんやかんやでスーさんの前のソファが一番好きなあいにクリック♪
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173.pngNHK福祉ポータル『ハートネット』更新されました(*^-^*)173.png
今回は、「なぜ「依存症」になったのか(後編)」です。

この原稿を書いたのは、一ヵ月以上前のことでした。
だから、まさか、今、あいがこんなふうになっているなんて考えもせず…
そんな中、綴った言葉達なのに、今、痛いほど日常に染みています。

1ヵ月前の私に、私は胸を張れているかな…








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by sakiseri | 2009-12-24 00:05 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)

また、ね



「自然のままに・・・」とは思いながらも、
何か少しでもあいをラクチンにさせてあげる方法はないかと獣医さんに電話をしたら、
夜、診療が終わった後で駆けつけてくれた


点滴をし、
ビタミン剤も打ち、
お口の色やお目目の色も見てもらう


「この処置で絶対に楽になれる…という保障はないんですけどね・・・」
先生は申し訳なさそうに眉を下げるが、それでも帰りの車に乗り込む直前、
「それでは、また!」と、やわらかな笑顔を向けてくれた


『また』



こんなにしあわせな言葉はない





私たちは、遅めの夕食を食べる前に、あい用に刺身をグリルで焼き、
ほぐした物を、あいの目の前に置いて、食卓についた


どうせ、今日も食べられないことはわかってる


「だけどもしかしたら」
気休めの期待を胸に、いただきます、と手を合わせると…




「………」

ダンナさんが、言葉にならない声で、目を剥いてあいを指差している





見遣ると、

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診察をしてもらうまでは、食べ物を見せても、
まるで木片でも置かれたように顔を背けていたあいが、

また、ね_a0389088_17275477.jpg


重い体を持ち上げて、必死で、においを嗅ごうとしている







すぐに指先で身をほぐして、ピラミッド上に食べやすくしてあげると…




…はぐ




焼き魚を

ひとかけら

口の中に運んだ!





私たちの食事が終わるまで、ゆうに1時間ほどかけて、
あいは、たった3切れの、
だけどこの3日ではじめての、食べ物を食べた。




大仕事を終えたように、クッションに体をうずめる

また、ね_a0389088_17275422.jpg


私も、ダンナさんも、涙が止まらない


「もう、食べられなくてもいいや」と決意した矢先なのに…

たった3口が、

空まで飛び上がりそうなほど、うれしかった





偶然かもしれないけれど、昼間は白かった舌がピンク色に…

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ダンナさんは、またもや鼻の下を伸ばして、
あいは、お姫様みたいなクッションが似合うなあ」と満面に笑う




ちなみに、うちの王子様は

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皆さんにお送りする書籍の入ったダンボールの上に鎮座中・・・






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三日月…綾香の歌を思い出すセリにクリック♪ 
 
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 吹き抜けから覗くやきもち顔のヒナにクリック♪


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毎日、癌や体、治療法、そして心のケアに至るまで、
沢山の情報をいただき、本当にありがとうございます。
おひとりおひとりにお礼をお伝えすることができず、本当にごめんなさい。
またご連絡をくださる際に「こんなことを言うのは失礼かもしれない…」と、
もったいないほどに私の精神状態を気に掛けていただき…
どれだけ感謝しても足りません。

お教えいただいたところには、基本的にすべてお電話でお問い合せするのですが…
ご対応くださる会社(または病院・薬局)さまのやさしさにも、毎回驚きます。
どの方も、こちらの症状を真剣に聞いてくださり、
時には、ご自身のケアでは力不足かもしれない…という結論に達しつつも、
それでも、知っている思いつくかぎりのケアをお教えくださった会社様が沢山ありました。
本当に良いご縁をいただき…教えて下さった方にも感謝です。

そして、いつもお祈りをしてくださっている皆さん…
私が、今、こうして心身ともに立っていられるのは、皆さんのおかげです。

私はいつも思うんです。
あいがどれだけ苦しそうでも、私はすぐそばで、体をさすってあげることができる。
だけど、皆さんや、会社に行っているダンナさんは、その願いかなわず、
どれほど歯がゆく、心配で、お心をいためておられることか…

だから、「私なんかが」…なんて仰らないで、どうか、もしも私が代わりにできることがあれば、
「なでなでしてあげて」でも「トロを買って来て(笑)」でも、遠慮なく申し付けてくださいね。

一緒に、あいと病気と共生していただければ、しあわせです。



PS
教えていただいたとおり、ぬるま湯にお砂糖を混ぜてみたら…
なんと「あ、あら、これ、なんかおいしいのヨ~」となめらかに飲みました!
ありがとうございます(≧∀≦)








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by sakiseri | 2009-12-23 00:03 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)


今、あいは、お水を飲まない…

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どれだけの好物を目の前に近づけても、
「ごはんを食べたい」という意思すら、見せてくれなくなってしまった




だけど

どうしてだろう




寝室のベッドの上、
少しだけ開け放した窓から流れ込む風に揺られるあいは、

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ただ、穏やかに、

すがすがしそうにすら 見える





私は、なんやかんやいいながら、
最後の時を迎える日まで毎日、もっとあがくような気がしていた

ともすれば強制給餌だっていとわないような、そういう性格だと思っていた





なのに、この落ち着いた気持ちはなんなのだろう




だって

あい

気持ち良さそうに、窓際で外を見ている

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だから私はそのうしろで、いつもとかわらないしぐさで、洗濯物をたたんで…




ヒナは、取り込んだばかりの洗濯物に突進する

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これ以上、ほかに、何がいるだろう






最近、あまえんぼうになったあいが、ゆったりとヒナに顔を寄せる

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ヒナは面食らいながらも、おそる、おそる、
その頬を、ぺろり、となめる




病気は、治らないかもしれないけれど、
ちいさなキセキは、こんなにも日常に溢れてる





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首のもみもみがお気にいり、あいにクリック♪ 
 
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 二匹で見る空…何を考えているんだろう


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いつも、私の体のことまでご心配くださって、ありがとうございます。
「食べれてないんじゃないか」「眠れていないんじゃないか」…
あたたかいお言葉をいただくたび、実はほんの少し後ろめたい気持ちになるのが…
「わ、わたし、実はすっごい食べてます!!」(笑)

食べられないあいの分も、私が食べちゃってるのかもしれません。
眠りも深くはありませんが、あいの寝息を聞きながら横になるのは至福の時です。
どこまでがつよがりで、どこまでが自然体なのか、自分でもわかりませんが…
なんやかんや、結構、余裕のある日々を送らせてもらっています。

それもこれも…
おそらく、私の分まで、皆さんがいっぱい心配し、パワーを届けてくださってるおかげだと思います。
「ひとりじゃない」
コメントやメッセージを拝見するたび、何度も思います。
そしてその思いは、私に「弱くていいんだ」という強さをくれます。
本当にありがとう。

闘病のご経験談…とても参考になります。
うちも酸素室ではないのですが、ビーの時にお借りした酸素ボンベがあるので、
いざとなったら、あの子のお気にいりのかまくらベッドに投入です!

最近になって、昔使っていたグッズや、昔の習慣が、
リピートするように、私たちを包んでいます。

生きるって…
まっすぐなゴールを目指すのじゃなく、まあるい円を歩くことなのかもしれませんね。

PS.
ブログへのリンク、大歓迎です。ありがとうございます(*^-^*)








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by sakiseri | 2009-12-22 00:00 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)

キミのしあわせ



あいは、もともと強面なので、
調子がいいんだか悪いんだか、判断がむずかしい

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あいに心配をかけないように、いつもどおりにしてなきゃ…」とは思いつつ、
一挙手一投足に、オロオロ、あたふたしてしまうのも親心




だけど、そんなとき、あいと夫婦のように仲のいいビーは…

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な~んの気負いもなく、あたりまえのようにそばにいて…






とりあえず

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お尻のにおいを嗅ぐ





そして…
しんどいことが分かるんだろうか

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やさしく、やさしく、あいの頭をなめてあげる







はじめてあいと出会い、あいの白血病と猫エイズの感染を知ったとき、
私は「この子は、絶対に、一匹飼いのできるお家じゃないといけない」
と、固く心に誓っていた


だけど、貰い手さんもみつからず、
やむを得ず、我が家でノンキャリアの猫たちと暮らすことになって・・・


最初のうちは、四六時中が、不安と隣り合わせだった

感染しないよう、一日中、目を光らせて、
過剰なまでに、皿を変え、水を変え、それでも他の猫たちの血液検査のたびに、
心臓が止まりそうなほど、こわかった






だけど、今、
私には見せない表情で、ビーに心を許すあいの姿を見ていると、
他の猫たちと一緒に暮らさせることができてよかった…と、
胸につまっていた重石がほろりと溶ける





そうして、私も
この子たち4匹と一緒に暮らせてよかった、と…

「未来への不安」ではなく

「今のしあわせ」に

今日も、笑顔のまま涙する





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溢れるほどの愛の言葉を…本当にありがとうございます。
コメントもメッセージも…
どのお言葉にも、「ありがとう」を今すぐにでも返したい気持ちでいっぱいになって、
だけど、全然お返事が間に合わず、心のなかで、いっぱいいっぱい感謝しています。
(そして、その都度、ダンナさんに話して聞かせています(笑))

治療法やサプリ、お薬、ご経験談を教えてくださった方…
本当に助かり、すぐさまネットで調べまくっています。

また、同じように病気の家族と一緒に生きておられる方…
一言では言い表せないお気持ちも、だけど同時にたしかにある「幸福」も、痛いほどわかります。

そして…
大切な家族の行方がわからずお辛い思いをしておられる方…
どれほど心配で、苦しくて、祈っておられることか…
私にも、かならずまた「おかえり」を言えること…祈らせてください。

言葉が・・・追いつきません。
だけど、ただただお伝えしたいことは、皆さんのお言葉に、どれだけ励まされているか…
ありがとう。
あいを信じ、見守ってくださって、ありがとう。

また、書籍のご注文も…
まだチビネコだった頃のあいの今日までの日々を、読んでいただけてとてもうれしいです。
ゆったり眠るあいの横で、皆さんへのメッセージを書かせていただく時間は、私の宝物です。
今、少し、ご注文確認のお返事が遅くなっておりますが、近々必ずお送りいたしますので、
今しばらく、お待ち頂ければうれしいです。


…追記の方が長くなってしまったブログでした。
今日という二度とない一日が、皆さんにとって、あたたかいものでありますように。







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書籍版「ちいさなチカラ あいとセリ」

「生きてゆく」
猫エイズと白血病を抱えた黒猫「あい」と
心に生き辛さを抱えた女性「セリ」の
本当にあった、ちいさな命の物語


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by sakiseri | 2009-12-21 01:52 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)


たぶん、あいが生まれたのは、大阪心斎橋のアメリカ村

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大ボリュームの音楽と、雑踏、ゴミとクラクションのひしめくこの街で、
5年前、私は自動販売機のすみにうずくまるあいをみつけた


「猫エイズ」と「白血病」に感染していた野良猫あい

私は、あいを拾って、看病をして、やがて一緒に暮らすことを決めたけど—




今、思う

私は、あいを拾ったけれど、
私の命も、あいに拾われた



生きることが死ぬほど苦しくて、
精神薬漬け、幻覚と幻聴と自殺念慮に飲み込まれそうだった私は、
あいを生かすことで、自分も、一緒に生きたいと、はじめて思えた





昨日、あいと一緒に、私の生まれた場所に行った

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大阪の藤井寺市



かかりつけの獣医さんと相談した末、藤井寺市にある病院で、
あいの病状をもう一度、詳しく調べて、彼女を救う可能性を模索しようと思ったのだ



なつかしい街は…私の記憶がうすらぼんやりしているせいかな、
ほとんど覚えのある建物はなくて、だけどなんだか私は得意げに、
「おねえちゃんはね、ここで生まれたんだよ」と、
キャリーの中のあいに語りかけた



途中、何度も雪がちらついた


そういえば、あいと出会った年も雪の当たり年で、
大晦日には、世界が真っ白に染まるほどの吹雪になったっけ








その病院は、とても、とても、良い病院だった

いつもの獣医さんもわざわざ付き添ってくださったせいかもしれないけれど、
担当してくださった先生は、説明力、可能性のポケット、動物への愛情、
そして、言うまでもなく技術も、「最高だった」と振り返って、なお思う



あいの病状は、
残念ながら、けして手放しで喜べるものではなかった

むしろ…きっと絶望的といってもいいのかもしれない




だけど、たったひとつ、皆さんのお祈りのおかげで、
叶った願いがある

あいに負担のない方法で



じっくりと細部まで検査をし、
いつもの獣医さんと、今回の獣医さんが心行くまでディスカッションし、
最終的に出た結論は、

『手術は、しない方がいい』

そして

『抗がん治療をしても、延命できて3カ月。できればしない方がいい』

ということ



病名は、やはり、リンパ腫のステージ?だ

胃腸を除くほとんどのリンパ節に腫れが見られ、転移が多く見られる

しかし、心配していた出血はないだろうということで、お薬が減った

その上、やはり再度調べても、
猫エイズ白血病発症の可能性は低いらしい




だから

おそらく10歳を超える…極端に言えば、12、3歳ではないかと思われるあいは、
ウィルスとは関係なく、ある意味、自然体な猫生の中で、
その最後にガンになってしまったのだろう




あいに負担のない方法で」が叶った、もうひとつ

あいがこれから進んでいくであろう症状「貧血」は、
ゆっくりと意識が遠のき、眠るように、痛みもなく、その時を迎えるのだと言う


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あたたかい場所で…

慣れ親しんだ音とにおいの中…

家族と、一緒に…

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それって、100万とある「生き終わり方」の選択肢の中で、
あいが与えてもらったカードは、とても幸福なものなのじゃないかな





私は、「死」というものを、
「悲しい」ものだと、考えたくないと思っている



生きているかぎり、
みんな、いつか、
かならず命に終わりを迎える


逆に言えば、私たちは、生まれた瞬間から、
「生き終わり」に向けて、一歩、一歩、進んでいるのだ



「生き終わり」を受け入れ、愛し、その瞬間を最高のものにできてこそ、
その命が、まるごとしあわせだった、と言えるのじゃないかな…




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そんなふうに言っているけれど…





本当は

あいがいなくなることは

体がもぎとられるくらい苦しい

痛い

悲しい

こわい

つらい

心がどこかへいってしまいそうだ



だけど、だからって、
あいが辿り着こうとしている場所から目をそらしちゃだめだ





生き終わってこそ、命

ともに、その時を迎えられることほど、しあわせなことはない


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「奇跡」がおこれば、それはそれで、もちろんうれしい

だけど、今、私はあえてそのことは忘れる




もしも、「訪れるであろうその時」が、「明日」であろうと、
私も、あいも、後悔しないくらいに…


…うんと、楽しみぬこう!





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毎日、お祈りをしてくださって、本当にありがとうございます。

なのに、手をたたいて喜べるような結果をお伝えできなくて…ごめんなさい。
私は、これから、あいの「ごきげんさん」だけを第一に動こうと思っていますが、
ワガママを言いますが、良ければ皆さんは、どうかこれからも、あいの奇跡を願ってあげてください。
もしもどんな些細なことでも、「こんなのどう?」「こんなこともあったよ」というお話があれば、
「私が決意を固めたのだから…」と遠慮せず、教えていただければ嬉しいです。


私…こんなにも、人を信じ、頼りにしたのははじめてです。
みんなのおかげです。
本当にありがとう。


ただひとつ、気がかりなのは…
あいのことを、もしかしたら私以上に深く愛してくださっている方たちが、
とてもとても傷ついてしまうのではないかということ…

私に気遣って無理をしないでくださいね。
一緒に…よければ、一緒に、私と泣いてください。








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by sakiseri | 2009-12-20 00:08 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)


暖房のきいた窓際で外を見ていたあいが、はっと目を輝かせた

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いつもより俊敏な動きで、不思議そうに、上と下を交互に見つめる

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鳥か虫でもいるのかな…と、うしろから覗くと




…雪だ



この冬の初雪だ!




慌てて、カメラを取って戻ってきたけれど、
残念ながら、クッションのようなアロエの葉の上で、溶けてしまったみたい

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あいが、この世に生まれおちて、
いったい、何度目の雪だろう



かつて、生まれて初めて見た雪を、
子猫だったあいは、どんなふうに思ったのだろう



あの繁華街の雑踏の中で





今は、暖房をがんがんにたいた常夏の部屋の中で、

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おひさまのぬくもりだけを、柔らかな毛にうけとめる




「すかっ晴れの青空」とは言えない…
不具合だらけの、あいの身体

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だけど、あの雲の間に、ぽかんとあいた水色のような、
ちいさな奇跡が、いつも私に光をくれる






今日、あいのリンパ腫の詳細についての検査結果が出た


以前、少し説明させていただいた、
あいのリンパ腫の種類が『抗がん治療で効果をあげやすい型であるのか』、
つまり、表皮向性リンパ腫(多くはT細胞型)なのか、
非表皮向性リンパ腫(多くはB細胞型)なのか、だ。
抗がん治療に効果を出しにくい表皮向性であれば、
手術をしても仕方がない、と、すっきり判断できるし、
その逆であれば、また考えるつもりだった。



結果は…



表皮向性リンパ腫でも、非表皮向性リンパ腫でも、
どちらでもない


だった



つまり、『リンパ腫ではない』可能性も出てきたのだ

もちろん上記のふたつでなくても、
ナチュラルキラー細胞という、本来なら良いものなはずの細胞が、
異常増殖し、リンパ腫になるケースもないわけではない



だけど、少なくとも、今日までの「リンパ腫以外ありえない」未来から、
「違うことが原因で、脾臓が膨れ、リンパが腫れて、異物らしきものが見える」
可能性も出てきたのだ




明日(もう今日)、おそらくかかりつけの獣医さんと一緒に、
検査技術がかなり優れた動物病院に、あいを検査に連れて行くつもりでいる




予想もしていなかった未来


どうなるのか、全然わからない


だけど
何かに導かれるように今日の日が来たのだから
きっと、優しい未来につながっているよね





もしも…
明日も、引き続き、あいを祈ってくれるなら…
おねがいします


あいの身体にある不具合が、治癒できるものであること」
そして
「それを、あいに負担のない方法で、自然な身体に導く方法と出会えること」






信じて





いってきます





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明日のお昼…獣医さんとともにその病院に行く時間、
実は、一匹の猫ちゃんが、避妊手術をする予定だった。

『かわうそ家の日常』のネネちゃんだ。

「こんな自分勝手なお願いを…」と思いつつも、
「可能なら避妊手術の予定をずらしていただけないか…」と相談した私に、
虹子さんは、これ以上ないあたたかいお声で、快諾してくれた。

あいの命は、みんなの優しさにつながれている。

ありがとう。…本当にありがとう。









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by sakiseri | 2009-12-19 00:02 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)

「癌」というもの



う・ん・こ・出たーーーーー!!!



ここ3日ほど、食べることもままならず、トイレも行けなかったあい
症状が、前回、病院に行って点滴をしてもらう前のものに酷似していたため、
獣医さんに無理を言って、点滴をしてもらうことになった。

とはいえ…
実は、点滴は血を薄めてしまい、さらに貧血を招く可能性があることや、
そもそも、体内の状態を考えれば、点滴だけで回復するのか…と、
もんもんとしつつも点滴をしてもらって、先生が帰って、10分後…


ダダダダ、とトイレに駆け込むあい


出る、小指ほどのうんち2本!



そして…



(カリッ…カリッ…コロン)
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ごはんも…


食べた…







『脱水による便秘から来る食欲不振』
そんな単純な…とは思いつつ、私の中から、どうしてもその勘が消えず、
先生にはご無理を言って、お忙しい中、駆けつけてもらったけれど…

今回もまた、先生のおかげであいの命がつながれた






食べ終わると、
写真にも写らないほどダッシュで駆け出し…

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ゴキゲンに爪を研ぐ…

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(バッリ、バッリ、バッリ)




あい


主役あい:なんなのヨ~?
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こんなにキラキラしたお目目を見たのは、何日ぶりだろう







このごろ、思う



「ガン」をいう言葉を使うと、
人間でも、動物でも、もう手の施しようがなくて、
「闘う」か「負ける」以外に道がないような気がして、打ちひしがれてしまう


だけど、
「ガン」というのは、結局、
もともとからだの中にあった細胞が、異常に増えてしまっただけのこと


ただ、それだけのこと



一人歩きしていく言葉の不安にまどわされないよう、
あいの細胞たちが、また今までどおり、不完全ながらも手をつなぎながら笑えるよう、
目をそらさずに、「心」も「細胞単位の体」もゴキゲンさんにしたい






ところで、獣医さんが来て、チャイムを押した瞬間の黒猫牧場


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長男ビー、一番、なさけない…

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庭の木々と撮影…チビあいちゃんにポチッと 
 
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 気がつけばたんぽぽの綿毛もほとんど風の中…チビあいちゃんのチュ♪にポチッと

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by sakiseri | 2009-12-18 00:00 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)