ウンは、我が家に来たときから、なぜかビーに異様に懐いていて、
ビーがごはんをもらおうとキッチンに向かうと、
どこにいても、慌てて駆け寄ってきた。

そして
彼の目と鼻の先で、遠慮なく立ち位置キープ。

長男ビー:オリのメシ、見えなくなったんだけど…
だから、長男であるはずのビーのごはんは、
末っ子よりも、いつもあと…
思えば、本当に心の広い猫だったなあ。
(と、生前は「気が弱い、気が弱い」と言ってたのに、おねんねすると評価が上がるもんだ)
だけど、ビーがおねんねをして、その姿が見えなくなって…
それでもウンの中では、
「誰かと一緒にごはんを食べる」という記憶がしみこんでいるんだろう。
他の猫が、ごはん場に行くと、ついついウンも駆け寄って、
隣に腰を下ろして食べ始めるたび、食べていた猫に「シャー」と怒られていた。
怒るほうも、猫の本能としたら自然な反応だ。
だけど、ウンにとっては、意味がわからなかった。
ところが、最近…

駆け寄ってきたウンと一緒に、
ヒナも、ごはんを食べ続けてくれている!
ひだまりで眠るウンとヒナの距離が、日に日に縮まっていく…

そんな光景を見るたび…
私の心の、ぽかんと空いた大きな「穴」の隣に、
あたたかくて柔らかい芝生のような感情が芽生える。
「穴」は…消えない。
でもそれは、あいのときも、ビーのときも、彼らが生きていた証だから。
欠けたまま、
それでも、そのそばに、あったかい気持ちを増やしながら、
穴ぼこのさみしさと一緒に、生きていければいいのだと思う。

昨日28日、私は、できれば行きたいワークがあった。
それは、「グリーフタイム」を過ごすワーク。
「グリーフ」という言葉をご存知だろうか?
これは、
「大切な存在を失うことによる、その人なりの反応や状態」
のことで、
その「悲しみ」をはじめとする感情と向き合い、たどっていく心のプロセスを、
『グリーフワーク』と言う。
私は、『ペットロス』という言葉に違和感を持っていて、
だってうちの子たちは「家族」であって『ペット』じゃないし、
『ロス』という言葉は、「その子がいない」ことをあまりにリアルにつきつけてくるから…。
「グリーフ」という言葉を知ってから、
私は、あいや、ビーが眠ったあとの持ちきれない痛みを、「グリーフ」と呼び、
「グリーフ」を自覚することで、自分の思いがけない状態も受け止めたいと思っている。
たとえば…
「ちょっとしたことですごく疲れる」
「眠れない」あるいは「寝ても寝ても眠い」
「涙が止まらない」あるいは「涙も出ないほど感情がわかない」
「何もかもに憂鬱になる」
…そんな…
「今までは平気だったのに急になんで?」という状態に、
あいを亡くしてすぐの私は、意味がわからずとりみだし、
しかも、時間が経っても回復しない…むしろどんどん悪化する自分を責めてしまった。
だけど、ふとしたときに「グリーフワーク」という言葉と出会い、
それらの感情が、「おかしなこと」でも「情けないこと」でもなく、
大切な存在をなくしたものとして自然なことだとわかったとき、
ほっとして、ようやく、自分の悲しみ(グリーフ)と「本当」に向き合うことができた。
今回は、それを知っていたから…
もちろん私は今も「グリーフ」の渦中にいるけれど、
無理をせず、それと向き合い、抱きしめ、癒していってあげたいと思っている。
28日のワークは、結局私は体調が悪くて行けなかったのだけど、
2か月に1度、定期的に行っているそうなので、もしご興味のある方がおられたら、
7月23日(土)14時~16時30分にも催されるそうなので、
よければお問い合わせくださいませ。
■應典院■
〒543-0076
大阪府大阪市天王寺区下寺町1丁目1−27
06-6771-7641
また、「フィナーレを迎えるキミへ」でも、
つたない文章ながら、グリーフについて触れさせていただいた。
私の手探りのグリーフが、もしも誰かのちいさなチカラになれたならしあわせ。
むりやりに乗り越えるのではなく…
「喪失」とともに、ゆっくり、いこう。
一人でも多く病気を知って頂けるよう…お二つクリックして応援して頂ければしあわせです
▽


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* お返事 *
今日はほんと、すごい嵐ですね~!
(嵐って書くとジャニーズが思い浮かぶのが不本意です…)
ニュースなどを見ると、かなり被害も出ているとのこと…皆さん、何事もありませんように。
さてさて、ちなみにこの観葉植物は、生きていない偽者さんですので、
土を掘り起こされたりせず、被害は少しですんでいます~。
でも毎晩倒すんですよね…。夜倒すってことは、悪い事だってのはわかってるんですよね…。
バーミャンさん、生後2ヶ月~!!鼻血出そう~!!
先住さんと気が合えばいいですね。
それだけ小さければ、きっと仲良しさんになりますよ~(*^-^*)
しまこさん、うれしい書き込みをありがとうございます♪
あの頃の写真は、どれもインスタントカメラで画質もボロボロですが、また載せますね!
だんだん顔がデカくなっていく過程を見てもらえるかも?(笑)
*
ひきつづき、皆さんにお願いがございます。
皆さん、すでにご存知かと思われますが、福島県は27日、
福島第1原発の半径20キロ圏内の警戒区域で、放置された犬ちゃんなどのペットを調査して
保護に乗り出す方針を明らかにしました。
しかし、その方針はけしてゆるぎないものとは言えず、今後も不安がつきまといます。
そこで、「ペットと呼ばれる動物たちの生命を考える会(通称「ふりぺ」)」さんでは、
引き続き、緊急提言として、各関係機関に宛てて、
警戒区域内の動物(ペットまたは家畜等)を救護するために組織された専門家チームを、
警戒区域内に入らせる旨の緊急措置をお願いする「要望書」を提出しつづけるそうです。
最後の一匹が助かるまで、国の対応に目を注ぎ続け、
一人でも多くの方にこの現状を知っていただくよう働きかけたいとのことでした。
今、その賛同者さんを募っています。
賛同者さんの中には、ドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と」の飯田基晴監督をはじめ、
獣医師さんや、芸能人の方、もちろん無職の方まで、沢山おられます。
動物の命を案じる方が…
よければ、下記サイトをご一読いただき、ご賛同いただける場合は、
この輪の中で、一緒に手をつないでいただければ、しあわせに思います。
■FreePets~ペットと呼ばれる動物たちの生命を考える会
※震災とペットに関する情報は、こちらもご覧ください
【おしらせ】
あいちゃんとお話できるチャットスペースに、遊びに来てくださってありがとうございます♪
なんか、また新たな言葉を覚えている様子…教えてくださってる方、ありがとう!

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※11月発売ということで、書店の方にお知らせしてくださるのも有難いです
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