暖房のきいた窓際で外を見ていたあいが、はっと目を輝かせた

いつもより俊敏な動きで、不思議そうに、上と下を交互に見つめる

鳥か虫でもいるのかな…と、うしろから覗くと
…雪だ
この冬の初雪だ!
慌てて、カメラを取って戻ってきたけれど、
残念ながら、クッションのようなアロエの葉の上で、溶けてしまったみたい

あいが、この世に生まれおちて、
いったい、何度目の雪だろう
かつて、生まれて初めて見た雪を、
子猫だったあいは、どんなふうに思ったのだろう
あの繁華街の雑踏の中で
今は、暖房をがんがんにたいた常夏の部屋の中で、

おひさまのぬくもりだけを、柔らかな毛にうけとめる
「すかっ晴れの青空」とは言えない…
不具合だらけの、あいの身体

だけど、あの雲の間に、ぽかんとあいた水色のような、
ちいさな奇跡が、いつも私に光をくれる
今日、あいのリンパ腫の詳細についての検査結果が出た
以前、少し説明させていただいた、
あいのリンパ腫の種類が『抗がん治療で効果をあげやすい型であるのか』、
つまり、表皮向性リンパ腫(多くはT細胞型)なのか、
非表皮向性リンパ腫(多くはB細胞型)なのか、だ。
抗がん治療に効果を出しにくい表皮向性であれば、
手術をしても仕方がない、と、すっきり判断できるし、
その逆であれば、また考えるつもりだった。
結果は…
表皮向性リンパ腫でも、非表皮向性リンパ腫でも、
「どちらでもない」
だった
つまり、『リンパ腫ではない』可能性も出てきたのだ
もちろん上記のふたつでなくても、
ナチュラルキラー細胞という、本来なら良いものなはずの細胞が、
異常増殖し、リンパ腫になるケースもないわけではない
だけど、少なくとも、今日までの「リンパ腫以外ありえない」未来から、
「違うことが原因で、脾臓が膨れ、リンパが腫れて、異物らしきものが見える」
可能性も出てきたのだ
明日(もう今日)、おそらくかかりつけの獣医さんと一緒に、
検査技術がかなり優れた動物病院に、あいを検査に連れて行くつもりでいる
予想もしていなかった未来
どうなるのか、全然わからない
だけど
何かに導かれるように今日の日が来たのだから
きっと、優しい未来につながっているよね
もしも…
明日も、引き続き、あいを祈ってくれるなら…
おねがいします
「あいの身体にある不具合が、治癒できるものであること」
そして
「それを、あいに負担のない方法で、自然な身体に導く方法と出会えること」
信じて
いってきます
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明日のお昼…獣医さんとともにその病院に行く時間、
実は、一匹の猫ちゃんが、避妊手術をする予定だった。
『かわうそ家の日常』のネネちゃんだ。
「こんな自分勝手なお願いを…」と思いつつも、
「可能なら避妊手術の予定をずらしていただけないか…」と相談した私に、
虹子さんは、これ以上ないあたたかいお声で、快諾してくれた。
あいの命は、みんなの優しさにつながれている。
ありがとう。…本当にありがとう。
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