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ちいさなチカラ

【毎日更新】エイズキャリア、膀胱麻痺、甲状腺機能亢進症を含む、黒猫・キジ白・ハチワレのごきげんさん日記


by 咲 セリ

永遠への奇跡(おまけ:あいの病状)



朝、目が覚めると、足元にやわらかくてぬくい毛玉たちがいる

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これ以上のしあわせが

どこにあるだろう





あいは、毛を剃られたお腹にも、太陽を一身に受けて

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ごろ~りごろり

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いつもと何も変わらず、免疫力を高めていく




末娘ヒナ:ちょっと、ジャマなんでちゅけど…
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小競り合いもいつもどおり






貧血がひどく真っ白だった舌が、またピンクになってきた

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ねえ あい

奇跡を 信じてしまうよ



信じても

いいのかな



もういちど

何の根拠もない「永遠」を

語ってもいいのかな



あい



もうすぐ

私たちのであった「12月14日」がくるよ






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あいの現在の状態のこと】


猫エイズ白血病のキャリアのあい
私は、あいが最後の瞬間を迎える時は、
おそらくそのどちらかの病気が発症するのだと覚悟していました。

ですが、検査をし、状態を見たところ、驚くことにそのどちらも「発症」と言える状態ではありません。
あいは、エイズとも白血病とも関係のない病気で、今、猫生の岐路に立たされています。

大きな病気は「消化器型リンパ腫
その名のとおり、消化管(小腸や大腸など)の周辺にあるリンパ節が癌化するもので、
今、あい脾臓(ひぞう)は通常の5倍近い大きさに膨れ上がっています。
また、その周辺にも腫瘍らしきものが見え、
その上、お尻の辺り(腰下リンパ節)にも腫瘍が確認されました。
おそらく、腫瘍自体か、近辺の臓器か、から出血も見られ、ひどい貧血を起こしています。

治療方法は、大雑把に言うと二段階
まず、輸血をしながらの手術で、脾臓をまるごと、また近辺の取れる腫瘍を摘出し、
それが成功したら、今度は取る事のできない腫瘍に、抗がん治療を行います。

乱暴かもしれませんが、とりあえず、抗がん剤ぶちこんじゃったらダメなんですか?
と、私は聞きました。
ですが、すでに出血までしている以上、現在の状況で抗がん治療をした場合、
腫瘍をつぶすと同時に、内臓にまで穴が空いてしまう危険性があるそうです。

そのため、あいを治療するとなった場合、どうしても手術は避けられません。

しかし、手術そのものへの不安とリスク。
また、その後、長期に渡る抗がん治療をしなければならない不安とリスク。
脾臓という免疫学的に重要な臓器を摘出し、抵抗力が落ちる不安とリスク。

そして、もうひとつ。

今のあいの症状がこのまま進めば、もしかすると、貧血がどんどんひどくなり、
ゆっくりと意識を失っていくように、きれいな言葉を使うなら…眠るように
最期の時を、迎えられるかもしれないのです。

エイズ白血病発症による最期をネットなどで見た時、それはそれは凄惨なものでした。

だから…
もしも、手術も抗がん治療もうまくいったとしても、
それから遠い未来、命にかならず訪れるであろう最期の瞬間が、今よりも楽であるのか…
保証はありません。

それでも、後悔しない道を最後まで探すため、
私は、今、獣医さんにひとつの検査をお願いしています。
それは、あいのリンパ腫の種類が『抗がん治療で効果をあげやすい型であるのか』、
つまり、表皮向性リンパ腫(多くはT細胞型)なのか、
非表皮向性リンパ腫(多くはB細胞型)なのか、を調べてもらい、
抗がん治療に効果を出しにくい表皮向性であれば、
手術をしても仕方がない、と、すっきり判断できると思っています。

「1日」で「1年」と、ブログに書きましたが…
今、本当に、1日で1年分、数々の可能性を考え、獣医さんとともに最善の道を模索しています。

毎日、お伝えすることがころころと変わってしまうかもしれませんが、
どんなかたちになっても、一番大切なのは「あいがしあわせであること」だけ。

引き続き、お力をお貸しいただければうれしいです。

余談ですが…
今回、隅々まで調べたところ、どうやら、あいビーよりも年上のようです。

姉さん女房ですね(*^-^*)








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by sakiseri | 2009-12-10 00:45 | 主役あいの日常(緩和ケア編) | Comments(0)