昨日、文珠幹夫さんという方の写真展「東ティモールとこどもたち」を見てきました。

(C)MIKIO MONJU
私は、これまで「東ティモール」という場所のことも、歴史も、何も知らなかったのですが、
かつてテレビで見たり、人の話に聞いた『○○という国でボランティアをした』という話は、
どれも、目を覆いたくなるような凄惨なものばかりで、
ちいさな子供のうちから、身売りをしなければ生きられない…とか、
未来に「希望」や「夢」を抱くことなんて許されないような世界ばかり…
今回も、そんな絶望的なものを想像しながら、扉をくぐりました。
すると目に飛び込んできたのは

(C)MIKIO MONJU
笑顔あふれる、あたたかい子供達の愛しいまなざし
今日に至るまでの東ティモールの話は、筆舌に尽くしがたいものでしたが、
今、孤児院にいる子供達に、『将来の夢』を尋ねると、
皆、「修道女さん」や「教師」「大工さん」など、夢を語ってくれるというのです。
「身近な、自分の知っている職業しか言えないんですけどね」と、
文珠さんは、少しせつなげに語ってくださいましたが、
私は、「将来の夢を自由に語れる」ということだけで、何よりすばらしいと思いました。
私が以前なにかで読んだ国では、
生まれた時に、その子の運命は決まっていました。
絶対に、絶対に、決まっていたんです。
夢なんて、言葉にすることすら許されないほど。
そして、もうひとつ驚いたのが…

(C)MIKIO MONJU
後ろのワンちゃんと子犬ちゃんは、この子達のペット(伴侶動物)なんです。
食べるために飼育されている動物ではない。
共に生きることを楽しむために、一緒に暮らしている動物。
お母さん犬は、やはり栄養不足から、とても痩せていますが、
ですが、人間の目の前で、こんなふうに子犬にお乳をあげられるのは安心しているからだと思います。
そして、孤児院で、飼われているワンちゃん

(C)MIKIO MONJU
心に傷を持つ子供達の、大きな癒しになっているそうです
まだまだ、沢山の問題が山積みであるかもしれない「東ティモール」
部外者が、ちょっと見ただけでは想像もつかないような傷跡が、
大地にも、人の心にも、身体にも、刻まれているのだと思います。
だけど、そこには希望がある。
子供達が、未来を夢見ているという大きな希望が。
「足りない」ことは、不幸なことじゃない。
「足りない」と感じることが、きっと不幸を呼ぶのだと思います。

ガンを患うビー
猫エイズと白血病に感染しているあい
ふたりとも「健康」じゃない
だけど きっと しあわせです
* * *
文珠幹夫 写真展
東ティモールのこどもたち
入場・観覧無料
2008.3.19(木)~28(土) 3.20(金)はお休み
11:00am−6:00pm(最終日4:00pm)
堺市中区深井沢町3134
TEL 072−278−3381
ぎゃらりい ホンダ
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同じ写真展に母と行ったのですが(現地集合・現地解散(笑))、
母と娘でも感じ方がそれぞれなのだなあ…と不思議で、おもしろかったです。
私にとって、「子供たち」は「私自身」と近くて、
母にとっては、「子供たち」は「自分の愛する子供」に近いのかしら…
またじっくり話してみます(*^-^*)


書籍版「ちいさなチカラ」