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ちいさなチカラ

【毎日更新】エイズキャリア、膀胱麻痺、甲状腺機能亢進症を含む、黒猫・キジ白・ハチワレのごきげんさん日記


by 咲 セリ

覚悟と決意とほほえみと (オマケ:抗癌治療について・9)



昨日、3回目の抗癌治療から帰ってきた長男ビー


心細かったのか、誰かとくっついていたいようで、
普段なら、あまり近付くことのないヒナ






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おしりに顔をうずめていた…




抱き枕代わりに、しっぽを抱いて…

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少しずつ安心してきたのか






レッツ おっぴろげ~

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ビーの腹は毛を剃ったからだけど、ヒナの腹はなぜやや割れている…?)








ダンナさんが帰ってきた時も



長男ビー:お、おかいり
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オヤジかヾ(-д-;)




末娘ヒナ:この家に、重病人を装ったセクハラオヤジがいまちゅ
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セクハラだけど、一応、本当に重病なんだよ…(;´д`)ノ



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すっちゃん百面相♪ 
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 黒猫三匹発見!





***


「余命1ヵ月」と告げられてから
前回の続き)


昨日、三回目の抗癌治療を行ってきました。

今回は、これまでの「L・アスパラギナーゼ」ではなく、
新たに「ビンクリスチン」と言う抗がん剤静脈に注射します。

抗生剤や胃薬、吐き気止めなどの、副作用防止の薬剤を注射したあと、
右手の血管を確保し、まずは生理食塩水で、血管から薬剤が漏れないかを確かめます。
これは万が一、抗がん剤を注射したときに血管外へ漏れてしまうと、
激しい組織壊死が起こってしまうためです。

正直、私は最初にその話を聞いた時、「この薬は打ちたくない」と怖くなりました。
だって、万が一にでもそんなことが起こってしまったら、
それでなくても癌で苦しんでいるビーに、さらなる苦しみを与えることになるのですから。

ですが、いざ抗がん剤を注射するとなった時、
獣医さんはいつもどおり、手袋とマスク、手術着と完全防備で用意を始めたのですが、
ずっとビーを動かないように抑えてくれていた看護士さんが剥き身のままでした。

はっとなって獣医さんが看護士さんに、
着替えますか?
と、聞いたのですが、
すでに用意も整い、ビーもいい形でおさまっていたので、看護士さんは、
あー、いいです、このままで
と仰いました。

でも、せめて手袋くらいは…
大丈夫です。やっちゃいましょう


看護士さんがこともなげに言ってくれたこの時、
「ああ…この看護士さんは、獣医さんの腕を絶対的に信頼しているんだ…」とわかりました。
そして、万が一があっても、ビーと共に抗がん剤を素手に受け止めてくれる覚悟があるのだと。

私の不安は、決意に変わりました。


獣医さんの確かな腕と、看護士さんの揺ぎ無い心に導かれ、
ビーの「ビンクリスチン」投与は、無事、トラブルもなく終了しました。
抗がん剤を投与した後は、もう一度、生理食塩水で薄めていきます。
最後に皮下点滴をして、今回は今までより格段に早く終わりました。


軽い骨髄抑制消化器障害(嘔吐・下痢)などの副作用が出る恐れのあるこの薬、
しばらくは、1日に朝夕の2回、家で薬を飲ませて様子を見なければなりません。

現在のところ、今ひとつ食欲が出ないビーですので、少し心配ではありますが、
いつもの偏食ワガママ王の可能性も大なので、
夜、仕事明けのダンナさんにおいしい物を買ってきてもらおうと思っています。

見えないところで、しずかに闘ってくれているビー
ほんの少しだけ、皆さんの春の食欲パワーを分けてあげてください(*^-^*)


(次の回に続きます)



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書籍版「ちいさなチカラ」


by sakiseri | 2009-03-19 13:36 | 長男ビーの日常(抗癌治療編) | Comments(0)