最近、夜になるとどどーんと腹を丸出しにして眠るビー

もともと、熟睡するとなかなか起きない子だったんだけど、
ハゲのせいか、今にも死にそうなシルエットに見えるものだから、
やっぱり癌が苦しいのか…とか、
副作用でしんどいのか…とか、
眠りが深くなる度、すぐ不安になっていたのだけど…
獣医さんに話すと、
「呼吸が苦しい子は、お腹を出して寝るのは困難なので、リラックスできているんですよ」
とのこと。
なるほど、そういうものなのか…(ホッ)
そうと分かれば、思う存分、伸びなはれ~(*‾∇‾*)

(びよ~ん)
全員かい(‾△‾)
ちょっと前は、口元に耳を当てると、
「ズー、ズー」と呼吸音が聞こえていたけれど、今は穏やかな呼吸になった

(スー…スー…)
時々、夢を見るのか、爪がニョキッ

切りたいけど…
もう少し、体調が安定するまでは、ガマンかなあ
ちょうど1週間前
ビーの癌が分かった時
私たちは何をしていても、涙が溢れて、
食べ物を買わなきゃ、と立ち寄ったコンビニでも、
「パンにする?」と声を出そうとしただけで、声の代わりに涙がこぼれた
「上を向いて歩こう」の歌詞の意味が、はじめて分かった
下を向くと、蛇口が壊れた水道のように、
いつでもどこでも、
ボタボタボタボタと涙が落ちてしまう
あの時は、
こんなに穏やかな今日を迎えられるとは思っていなかった

皆さんのあたたかい励ましと、アドバイス、
そして、寛解コールのおかげです(*^-^*)
明日は、二度目の抗癌治療
やっぱり緊張して眠れないけど…
光は 見えている
ビーを信じて
自分を信じて
皆を信じて…
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「余命1ヵ月」と告げられてから
(前回の続き)
さて、ここで、抗癌治療について簡単にご説明したいと思います。
いかんせん素人の知識ですので、もししっかり知りたい方は獣医さんにご相談くださいね。
まずは、「COP療法」
これは、昔からあるオーソドックスなタイプの抗癌療法で、
長年にわたって、リンパ腫に良く効くとの報告がされている療法です。
抗がん剤二種類と、ステロイド薬の投与を行う治療法。
(1)サイクロフォスファマイド(抗がん剤(錠剤))
(2)ビンクリスチン(抗がん剤(静脈内注射))
(3)プレドニゾロン(ステロイド剤(錠剤か粉剤))
そして、「COP・LA療法」
こちらは、最近報告された方法で、上記COPに、ニ剤を加える方法となり、
良い成績が報告されているというものでした。
(1)ドキソルビシン(抗がん剤(点滴))
(2)L・アスパラギナーゼ(抗がん剤(皮下注射))
上記5種類、それぞれに投与するタイミングや副作用が違い(ここでは割愛します)、
私は獣医さんに全てのリスクや解消法をご説明いただきながら、
まずは、成績が高いというお話のL・アスパラギナーゼと、ステロイドの二段構えにすることにしました。
できれば、同時にビンクリスチンも打ちたいところだったのですが、
これは若干腎臓に負担のかかる可能性があるため、様子を見ることにしました。
何よりも、ビーの体調を最優先しようという話になった結果、
先日の3月4日に、上記ふたつの投与を行ったのです。
そして、ついに当日。
「余命1ヵ月」と告げられてから2日…
奇跡は、もうこの時には起きていたのだと、今では思います。
(次の回に続きます)

書籍版「ちいさなチカラ」