先日いただいた手作りの黒猫のぬいぐるみ…

棚の上に飾るなり、なにかしらヒナの琴線に触れたらしく
風のようにジャーンプ!

…して、因縁をつけた

末娘ヒナ:ちょっと!まさか自分が一番かわいいとか思ってるんじゃないでちょうね?
末娘ヒナ:ヒナの方がかわいいでちゅよね?でちゅよね?

性格の悪さは顔に出るよ…
(しっぽで踏んでるし…)
それにしても、このぬいぐるみ、どこかしら猫心をくすぐるらしい
(あまりにヒナに痛めつけられるので)
移動した窓際でビーは…
長男ビー:ジュテーム

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![]() かご猫さんも缶詰祭のようです♪ | ![]() 沢山の病気を学びたいと思う… |
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「余命1ヵ月」と告げられてから
(前回の続き)
抗がん剤の副作用と、その回避策について、しっかり納得した私は、
次に、もっとも心配していたことを、獣医さんに伝えました。
それは、「心の負担・ストレス」です。
ビーはもともと極度の神経質&怖がりで、家の中にいても、些細な音で途端に情緒不安定になります。
これまでビーがかかってきた病気も、ストレスによる膀胱炎や、
ストレスによる、咽頭炎、咽頭ポリープ…と、とにかくストレスに弱いのです。
そんなビーが、
抗がん剤の副作用軽減のことも考えると、ほぼ丸一日、一人きりで病院に缶詰にされ、
しかも、それを毎週行わなくてはならないことは、
ビーにとっては恐怖以外の何物でもなく、それによって病気が悪化することも考えられます。
同時に、これは私の勝手なのですが、おそらく毎回タクシーで30分ほどの病院に通い、
私一人の帰りは、電車とバスを使うにしても、
金銭的な面でも、タクシーという慣れない乗り物に乗るビーの負担面でも、
長続きをさせる自信がありませんでした。
その不安を獣医さんにお伝えしたところ、思ってもみないお返事をいただけたのです。
なんと、行きは獣医さんが車でお迎えをしてくださり、
全ての治療が終わった閉院後、仕事の終わった彼に迎えに来てもらえるまで、
私自身も、病院でビーのそばで付きっ切りでいても良いと言ってくださったのです。
しかし入院室にずっと私がいるということは、ビーは安心でしょうが、
きっと獣医さんや看護士さんもいつもと勝手が違って気を使うでしょうし、
変な言い方をすれば、誠実な治療をしている病院でなければ、嫌がるところも多いでしょう。
舞台裏を一日中、見張られることになるのですから…。
にもかかわらず、それを快く了承してくださるような「愛」ある獣医さんと出会えたことが、
私が、ほとんどの不安もなく、抗癌治療にのぞめた一番の理由でした。
(次の回に続きます)

書籍版「ちいさなチカラ」